■ LightWaveでIKの処理能力を引き上げるには
Boneに関連して、IK(インバースキネマティクス)の処理能力を引き上げる方法を紹介します。IKがなんなのかについてはマニュアルを見てください。 IKはキャラクターアニメーションに欠かせない機構ですが、曲がる方向の計算をリアルタイム、自動で行うため、マシンパワーを必要とします。勢いのあるアニメーションを作りたいのに、表示が重くてはなかなか作業がはかどりません。Layout上で少しでもパフォーマンスを上げるために、以下の方法を紹介します。この方法は海外のMLで紹介されたいた内容で裏技的なTIPSです。
■ 実験的機能を試す
必ずシーンのバックアップで試して下さい。全てに対して上手くいく訳ではありません。
Layoutを起動後、
alt + ctr + shift + F1 を同時に押し、実験的機能を有効にします。
次に
alt + ctr + shift + F3 を同時に押すとIKStepに関する設定項目が現れます。
この値を以下のように変更します。
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デフォルト |
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変更後 |
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Max: 0.1 |
→ |
Max: 0.5 |
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Min:0.001 |
→ |
Min:0.002 |
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Step Factor: 0.75 |
→ |
Step Factor: 0.3 |
OKを選択し、
この値を以下のように変更します。
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デフォルト |
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変更後 |
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Iterations: 500 |
→ |
Iterations: 200 |
これらの値を変更することはサポート外となっています。問題は起きずFPSが2倍になると紹介されいましたが、私の作っている複雑なシーンでは問題が起きました。IK表示が重くて困っている方は試してみる価値はあると思います。
IKは連続するほど重くなります。分割することで速度を上げるのが基本です。例えば、手首から肩までIKとし、手首から先はそれぞれIKを指定するといった考え方です。
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