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3Dアニメーション制作における映像(ムービー)素材の活用

ムービー素材を使用する事で映像制作において表現の幅も広がります。ここでは映像素材集の活用、素材集の選び方について説明しています。

3D CG 映像制作におけるムービー素材集の活用例

3D映像制作における映像(ムービー)素材の活用例を上げてみました。他にも活用方法はあると思います。

  • エフェクト処理
    • 爆発の際に発生する煙や炎を、3Dグラフィックソフトがもつパーティクルで表現すると、試行錯誤の連続で制作時間がかかる事もよくあります。また、これらの機能を持たない 3Dグラフィックソフトで制作されている場合は、これらを表現するには、テクスチャーアニメーションを工夫するなど更に手間が掛ります。
    • 煙、炎などの効果を素材集を活用して映像編集の段階で後付けすることで生産性を高める事が出来ます。平面状での処理となるため3Dソフトで行う場合と比べ、リアリティに欠けますが映像内容によっては十分なケースも多くあります。
    • また、Adobe After Effects Professional iconのように、素材集に頼る事無く、特殊効果を生み出す強力なエフェクト機能を搭載した映像編集ソフトウェアもあります。
  • テクスチャーとしての映像(ムービー)素材
    • ムービーファイルをテクスチャーとして活用できる3Dグラフィックソフトもあります。単純な例では、3Dで作られたテレビに映像が流れるといったアニメーションです。アイデア次第で表現の幅も広がります。

映像素材集を選ぶ上でのポイント

様々な映像素材集が発売されていますが、3D映像制作における映像素材集を選ぶ上で注目したいポイントをまとめます。特に初心者の方は失敗しない上でも参考になるかと思います。

アルファチャンネル(マスク情報)の有無

テクスチャー素材集と同様に、ムービーの内容によってはアルファチャンネル(マスク情報)が含まれているかどうかがポイントになります。ノンリニア映像編集ソフトで映像を合成する上でアルファチャンネルを持たない映像はクロマキー(特定色)による合成しか手段がなく、綺麗に合成するのは難しくなります。

アルファチャンネルを持つムービーであれば美しく、特定個所のみを合成する事が出来ます。もちろん、背景に使うイメージ映像などアルファチャンネル(マスク情報)の必要のない素材もありますので内容によって判断します。

解像度の確認

通常、映像素材集には NTSC / PAL といった表記がされています。これは地上波放送の規格のことで、3D映像制作、ノンリニア映像編集においては、ムービーのサイズ、フレームレートの事を指しています。目的に応じて適切な解像度を選ぶようにします。

  • NTSC (エヌティーエスシー)
    • アメリカの地上波放送規格で、日本の地上波放送もNTSC規格となっています。秒間 30フレーム(正確には29.97)、比率 4 : 3 となります。NTSC D1 と表記された映像素材集は 720 × 486 pixel サイズ、フレームレート30 fps のムービーファイルが収録されています。
  • PAL (パル)
    • 西ヨーロッパ地域で広く採用されているアナログ地上波の放送規格で、NTSCとは比率、フレームレートが異なります。PAL D1 と表記されたフレームレート25 fps / 720 × 576 pixel サイズのムービーファイルが収録されています。

アナログ地上波放送、通常のTV出力(4:3)

用途 アスペクト比 最大解像度 D端子 扱える信号
NTSC 0.9 720 × 486 D1 480i
〃 Wide 1.2 D1
DVD 0.8592 752 × 480 D2 480i / 480p

i =インターレス(走査線分割描画)
p=プログレッシブ(走査線一括描画=ちらつき軽減)

その他のサイズ

ハイビジョン放送、HDV 出力などハイビジョン映像制作を前提とした3D映像制作を行う場合、必要とされる解像度でレンダリングを行う必要があります。しかし、使用する映像素材集が必ずしも同じ解像度が必要になるとは限りません。

デジタルハイビジョン放送(16:9 ワイド)

用途 アスペクト比 最大解像度 D端子 扱える信号
HDTV 1 1920 × 1080 D3 480i / 480p / 1080i
1 1920 × 1080 D4 480i / 480p / 720p / 1080i
- 1 1920 × 1080 D5 480i / 480p / 720p / 1080i / 1080p

i =インターレス(走査線分割描画)
p=プログレッシブ(走査線一括描画=ちらつき軽減)

例えば、煙や炎はエッジが綺麗に表示される必要はないため、3Dグラフィックソフトでレンダリングした映像に効果を与えるには低い解像度でも十分な場合があります。これは目的によって適切な解像度は変わりますので、適材適所判断する必要があります。

.camera
.低価格 ハイビジョン ビデオカメラ

HDV 1080i 記録可能なビデオカメラです。最近は民生機でもハイビジョン映像が記録可能になっています。

ループ処理(エンドレスムービー)

映像によっては、繰り返しループ再生が可能なように作られている必要があります。通常、そのような映像はループモーション可能にされており、ループ可能である事が明記されていますが、粗悪な素材では利用価値のないループ不可能な短いムービーを納めている製品もあります。


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