.
3DCG 制作環境 => 3DCG制作に適したパソコン3D制作 必要な3つの条件
トップページ

環境 ~ハードウェア

3DCG Workstation


3DCG-WSに関する説明

環境 ~ソフトウェア

取り扱いショップ

3DCG 制作環境(パソコン)に必要な3つの条件

このカテゴリでは、3DCG制作を前提とした失敗しないパソコン購入のアドバイスを、様々な視点から解説しています。パソコンを購入する上で知っておきたいポイントをパソコン初心者、ハードウェアが苦手な方にも分かり易く説明するよう心掛けました。

より具体的な説明はハードウェア導入ガイドを参照してください。

3Dグラフィックソフトが要求する3つの条件

3Dグラフィックソフトは、一般的なグラフィックスソフトウェアと異なりハードウェアと密接な関わりを持っています。3Dグラフィックソフトウェアを快適に、又は正常に動作させるためにはパソコンに3つの条件が必要となります。

条件 その一 3D-API.

3D-API とは、画面上で3D形状をリアルタイムに描画するための シェーディング表示を行うプログラムの事です。3D ゲームもこの 3D-API による描画が行われています。

API とはプログラムの集合体でありOSのインターフェイスとして取り込まれています。つまり、OSや目的によって利用される 3D-API が異なります。主に以下のものがあります。

3D API 対応 OS 解説
OpenGL

Mac OS-8.6
Mac OS-9
Mac OS-X
Linux
OS2
SGI
UNIX
FreeBSD
Windows

.SGI 社が開発した3D-API で最も歴史があります。現在唯一存在するクロスプラットフォームで利用できる3D-API です。オープンソース化されており、3Dグラフィックソフトで操作するインターフェイスとして開発された経緯もあり、多くの 3Dグラフィックソフトは、OpenGLを採用しています。

現在はOpenGL1.4 ですが、久しぶりに新バージョンOpenGL2が登場しており、OpenGL2で拡張された機能を使うには対応したビデオカードと3Dグラフィックソフトが対応している必要があります。下位互換はあるため、従来のOpenGL対応ビデオカードでも利用可能です。

DirectX Windows

.Windows標準 DirectX API ライブラリの一部で3Dを受け持つのが Direct3Dです。OpenGL と異なり、インターフェイスとしての役割より、品質、連続描画性能に重点がおかれているため、ゲーム用途として利用されています。最近では、Direct3D の品質を生かした3D-API レンダリングが行える 3D グラフィックソフトも出てきています。

現在のバージョンはDirect-X9です。こちらもOpenGL同様、下位互換となっています。

QuickDrow 3D

MacOS 9

Apple社の QuickDrow API ライブラリの中で、3Dを受け持つのがQuickDrow-3Dです。これはOS-Xには存在せず、既に過去のものとなっています

3Dグラフィックソフトは、この3D-API を仲介してユーザーインターフェイスを提供しています。

条件 その二 ビデオカードと3Dアクセラレータ(GPU).

OXYGEN GMX

上記、3D-API による3Dシェーディング(描画)能力を上げるためには、ジオメトリエンジンを持つ 3Dアクセラレーターが必要となります。

次に説明する CPU だけで処理することは可能ですが、重すぎで作業にはなりません。そのため、3Dグラフィックソフトを正常に動作させるためには、これらの 3D-API を高速に処理するための 3Dアクセラレーターを搭載したビデオカードが必要になります。

主に、ゲーム用の Direct-3D に重点をおいたアクセラレーターと、3Dグラフィックソフトに使用される OpenGL に重点をおいたアクセラレーターを搭載する2種類のビデオカードが存在します。

参照 => ビデオカードの選び方 ~ゲーム用途と3DCG用途のチップの違い
関連 => 3Dグラフィックソフトが推奨している3Dアクセラレータチップ
関連 => ビデオカードの規格について ~PC/AT互換機(Windows)編
関連 => 使用中のパソコンの3DCG適正を調べるには

条件 その三 CPU(中央処理装置).

CPUとは 中央処理装置、つまりパソコンの性能のほとんどを決定する人間で言えば脳にあたる重要なパーツです。3Dコンピュータグラフィックスの制作作業は、常にレンダリング(計算)の繰り返しの伴う作業であるため、CPUの処理能力が高いパソコンほど 3DCG制作に適したパソコンという事になります。

CPU の性能は、通常クロック数(Hz ヘルツ)で表現されます。 1GHz を超えたあたりから、事務系のソフトや一般的なグラフィックソフトは十分なパフォーマンスが得られています。現在のパソコンの高性能化の殆どはゲームやOSの無駄な装飾などのためであり、これら全てに3Dに関する技術が関連しています。つまり、3DCG(三次元コンピュータグラフィックス)ほど、CPU の処理能力を要求するグラフィックソフトは他にありません。

参照 => 3DCG制作に適したAMD プロセッサ(CPU)の選び方
参照 => 3DCG制作に適したIntel(インテル) プロセッサ(CPU)の選び方
関連 => デュアルコアCPU で得られるメリットとデメリットについて
関連 => デュアルコアCPU 適した分野と適さない分野について
関連 => AMD と Intel のデュアルコアプロセッサの違いについて
関連 => 64bit-CPU が3DCG制作にもたらす恩恵について
関連 => 使用中のパソコンの3DCG適正を調べるには

3DCG制作に必要な条件とは.

つまりは、CPU の処理能力の高く、自分が使おうとする 3D グラフィックソフトが使用する 3D-API を高速にアクセラレートさせる事が可能な、3Dアクセラレーターチップ(GPU)を搭載した ビデオカード を搭載したパソコンであれば、快適に3Dモデリングを行い、レンダリングを実行することが出来ると言う事です。

しかし、事はそれほど単純ではありません。Windows が動作するパソコン(PC)は、Macintosh と違い、豊富なビデオカードが販売されているため、特にビデオカードの選び方は難しく、条件のあったビデオカードであっても確実に動作が保証されると言う訳ではありません。

3Dグラフィックソフトにおけるビデオカード選びは、ユーザーにリスクが伴わせる事が、この業界の因習となっている事を知っておきましょう。今も昔も何も変わりません。

どのような点に注意して選べば良いのか

パソコンの選び方、ビデオカードの選び方、CPUの適正について、それぞれの視点で解説しています。

あけぶれ公式サイト
3DCG検索 | コンテンツ検索 | 書籍・ソフト検索 | 国内検索 |
bottom_mark
ページ最上部
ページ最上部 前のページ