3D マイホームデザイナーは、年賀状作成や住所録 ソフトのような家庭用の製品と業務用の二つのラインナップがあります。
3Dマイホームデザイナー2005 (家庭用)
マイホームの間取り、外観を建築家、業者に的確に伝えるための簡単シミュレーションソフト
3DマイホームデザイナーPRO4 (業務用)
3Dに関する知識がなくても、高品質な建築プレゼンテーションやデザイン検討が行える工務店・建築家向けの必須ソフト
製品情報 株式会社メガソフト
このシリーズにMacintosh 版はありません。
多くのユーザー(40万人)に支持されている建築分野に特化した 3D ソフトで、3D グラフィックスに関する知識がなくてもデザイン検討、プレゼンテーションツールとして活用できる数少ない製品です。
当サイトでメインに紹介しているようなデザイナーが使う3Dグラフィックソフトではありません。一般の方がパソコンで 3D を活用し、これから建てる家を簡単にシミュレーション出来るようにした画期的な製品です。お手持ちのパソコンで 3D 技術を気軽に活用する事が出来ます。
建築家にマイホームイメージを的確に伝えるのに重宝するソフトウェアです。
このようなニーズを求めるユーザーは多く、3Dソフトとしては驚異的な40万ユーザーを誇る大ヒット商品となっています。
3Dマイホームデザイナー2005は体験版をオンラインで配布していませんが、オフィシャルガイドブックに付属する CD-ROM に28日使用期限付きの体験版が収録されています。
posted with amazlet on 05.10.24
ドキュメントシステム シジシンデザイン室
アスキー (2004/12) 売り上げランキング: 18,221 |
初めての方でもパソコン上で家が建てられるように、間取りの作成から家を建てるまでを順を追った解説書となっています。購入の前に、この公式ガイドブックで検討してみては如何でしょうか。
建築家やインテリアデザイナーが顧客へプレゼンテーション、またはデザイン検討用に利用されています。8000点を超える3Dシンボルデータが標準で付属するため、このソフト1本で直に室内空間、建築物のイメージを作成する事が出来ます。
説明の必要がないぐらい製品コンセプトが明確です。個人的には以下の点に注目しています。
このサイトでメインで紹介している統合型 3Dグラフィックソフトと異なり、分野(コンセプト)をしぼり込んだ製品のため、短期間で習得する事が可能です。そのため、建築家やインテリアデザイナーが3Dグラフィックソフトにありがちな習得の難しさから解放されるためデザイン検討に集中する事が出来る無駄のない 3Dソフト といえます。
レイトレース品質は、エントリークラスの3Dグラフィックソフトと比較して劣りますが、インテリア、照明シミュレーションCGとして欠かせないGI (環境光)レンダリングを持つ製品 インテリアデザイナーPRO とデータを連携する事が可能です。(後述) これらのオプションパックも販売されており、3Dグラフィックソフト並の品質の高いイメージを作成する事も可能です。
自動車や、有機形状のモデリングは行えません。他の3Dソフトでモデリングしたデータを汎用フォーマットDXFで出力し取り込む事が可能です。取り込んだデータはシンボル化して他のライブラリと同容に扱う事が出来ます。
また、最新の家具、インテリア、エクステリアなどバージョンアップの度に取り込まれており、その他の形状データも販売されています。
私は建築分野の専門家ではありませんが、3DCG歴14年の経験者から見たこの製品の注目点は以下の通りです。
3DマイホームデザイナーPRO4 は体験版をオンラインで配布していませんが、オフィシャルガイドブックに付属する CD-ROM に28日使用期限付きの体験版が収録されています。
posted with amazlet on 05.10.24 田 むつみ シジシンデザイン室 アスキー (2005/04) 売り上げランキング: 9,068 おすすめ度の平均: わかる!わかりやすい!! |
初めての方でも間取りの作成から家を建てるまでを順を追った解説書となっていますので、先にガイドブックだけを購入し、現在の業務で活用可能か検討してみるのも良いと思います。
3DマイホームデザイナーPRO4 には、ラジオシティパックというセットパッケージが販売されています。これは、室内照明シミュレーションに欠かせない、ラジオシティレンダリングをサポートする 3DインテリアデザイナーPRO とのセット販売となっています。3D マイホームデザイナーPRO4 と個別に購入するより安く購入することが出来ます。
3D インテリアデザイナーPROは、内装、間取りに特化した製品です。特徴として、ラジオシティーレンダリングによる正確な照明シミュレーションが行える点です。差し込む太陽光や、照明の配置検討、シミュレーションを行う事が出来ます。3Dグラフィックに知識のない人でもフォトリアルなイメージを作成しプレゼンテーションに活用する事が出来ます。
3D マイホームデザイナーPRO の間取りと連動して使用する事が出来ます。
このシリーズは、多くのユーザーに支持されていますが、単に建築分野に特化したというだけでなく、家庭用としてマイホームのイメージを伝える、建築家として施工イメージを伝える、双方の橋渡しのためのプレゼンテーション、つまりコミュニケーションツールとして受け入れられた結果だと思います。