大手ゲーム製作会社や、ポストプロダクションが所有するモーション キャプチャー システムは、大掛かりなスタジオを必要とし数千万円ものコストがかかるシステムで、3D映像制作を行う個人のクリエイターが気軽に使えるものではありませんでした。
PV STUDIO 3D
ビデオカメラで撮影された映像を解析し、3D モーションファイルとして取り込む事が出来るモーションキャプチャーソフトウェアです。
定価 : 1,029,000 円 (税込)
URL => PV STUDIO 3D 製品情報
PV STUDIO Character
上記 PV STUDIO 3D の廉価バージョンです。 ビデオカメラで撮影された映像を解析し、3D モーションファイルとして取り込む事が出来るモーションキャプチャーソフトウェアです。
定価 : 294,000 円 (税込)
URL => PV STUDIO Character 製品情報
URL => PV STUDIO シリーズ サンプル
PV STUDIO シリーズは、2台のビデオカメラで撮影された同期した二つの映像からマーカーの座標を割り出すタイプのモーションキャプチャーシステムです。3D映像制作を行うクリエイターが気軽にモーションキャプチャーを利用出来るようにした画期的なシステムです。
『人物』 だけでなく、『動物』 や 『手の指』 などのモーションキャプチャーが可能で撮影場所を選びません。また、大掛かりなスタジオを必要とせず、低価格であるため個人で3D映像作品を作成しているクリエイターや、ポストプロダクションで使用されています。
モーションキャプチャーシステムとは、対象物に貼り付けたマーカーの座標を割り出す手法などで、モーションデータ(キーフレーム情報)としてリアルタイムに取り込むシステムの事をいいます。3D 映像制作において、モーションを付ける作業は大変な労力を必要とし、これらの作業効率化を行う上で重要な役割を果たしています。
PV STUDIO には、PV STUDIO 3D と 廉価版の PV STUDIO Character(キャラクター)があります。両者の大きな違いは、補正機能のサポートと取込時の制限にあります。
PV STUDIO 3D には、民生DVカメラで撮影された映像ノイズリダクション、映像からマーカー座標を取り出すタイプによく発生するモーションノイズの除去などの優れた補正機能が提供されています。(ソフトウェア) これは、取り込んだモーションキャプチャーファイルを手持ちの 3Dグラフィックソフトでの編集作業効率化に必要な機能です。
LWS Maya XSI の独自モーションファイルの入出力をサポートしており、生産性の面でPV STUDIO Character を大きく陵いでいます。
詳細は上記製品情報サイトを参照して下さい。
PV STUDIO 3D がサポートする補正機能を省いて更に低価格にした廉価バージョンです。取り込んだモーションファイルは、3D グラフィックソフト側である程度、修正する必要が出てきますが、個人で映像制作をされているクリエイターには、モーションデータが取り込めるだけでも作業効率が上がります。
一度に取り込めるモーションは、1000 フレームまで(PV STUDIO 3D は無制限)、モーション解像度は秒間30フレームに制限されています。 1秒間30フレーム とした場合、約 30 秒のキャプチャーしか行えない事になるので注意が必要です。
ビデオカメラ 2台以上(PV STUDIO Character は2台まで) とパソコンに映像取り込みが出来るキャプチャーボードが必要となります。
モーションキャプチャーの精度を上げるには、鮮明な映像、高い解像度(画素数)で記録できる DV or HD ビデオカメラが適しています。同じカメラであれば同期は得易くなり、修正作業も少なくなります。
※画素数は静止画で記録できる画素数ではなく、動画撮影の画素数のことです。
上記カメラで撮影した映像をパソコンに取り込むためのボードが必要です。
PV STUDIO に適した高速撮影可能なDVカメラ、キャプチャーボードもオプションで販売されています。これは、専用ボード(パソコン)にダイレクトに二台のカメラを接続しパソコンに直接同期のとれた動画を記録する事が出来ます。これにより、民生カメラとキャプチャーボードを使用した場合に必要なモーションの同期に関する修正の必要が失くなり、生産効率が上がります。
また、秒間60フレームの高速撮影タイプの速い動きに適したカメラと、モーションの精度を優先した秒感30フレームで 1024×768 pixel (約 80万画素)で記録可能なカメラの2タイプの製品が用意されています。
URL => PV STUDIO 用 カメラ&ビデオセット
PV STUDIO 3D / PV STUDIO Characte いずれの製品も BVH モーションファイルに対応しているため、BVH 取り込みをサポートしている3Dグラフィックソフトであれば、利用する事が出来ます。