3DCG テクスチャによく利用される画像フォーマット
イメージファイルは実に多くのフォーマットが存在しますが、3Dテクスチャによく利用されるファイルフォーマットは以下のとおりです。素材集がどのようなフォーマットで提供されているかに注目します。
- PSD
(ピーエスディー)
.psd
- Adobe PhotoShop の独自ファイルです。最近は、Adobe PhotoShop のファイルを直接サポートする3Dグラフィックソフトもあります。メリットとしてレイヤーや、複数チャンネルによる作業、管理効率がよくなる点です。
- JPG
(ジェイペグファイル)
.jpg
- インターネットでもお馴染みの画像フォーマットです。圧縮率によりますが、品質を維持してファイルサイズを小さく出来るメリットがあります。ただしアルファチャンネルを持つ事は出来ません。JPGフォーマットの取り込みをサポートしている3Dグラフィックソフトは多くあります。
- 圧縮できる事のメリットとして、印刷用途で高い解像度でレンダリングを行う必要がある場合、画像ファイルの解像度も高くする必要があります。圧縮をサポートしない画像フォーマットではメモリを消費しますがJPGフォーマットの適切な圧縮率の画像を使用する事でメモリを節約できるメリットがあります。
- TGA (targa タルガファイル)
.tga
- Truevison社のビデオボードに使用されているフォーマットで 32bitのみ映像合成に適したアルファ情報を持ちます。特長はチャンネルは独立しておらず圧縮をサポートしている点です。圧縮率は高くありません。LightWave3D などのAmiga 出身の3Dグラフィックソフトと相性がよいと聞きます。
- PICT(ピクトファイル)
- Macintosh の標準イメージフォーマットです。Macintosh 出身の3D グラフィックソフトは多く、名残り、互換性維持のためPICTファイルをサポートしている3Dグラフィックソフトもあります。32bit のみアルファチャンネルをサポートします。
- TIFF(ティフファイル)
.tif
- MacintoshのDTP関連ソフトを開発していたアルダス社とマイクロソフトが協同で作成した画像フォーマットで、複数のアルファチャンネル、レイヤ、圧縮をサポートします。3Dグラフィックソフトでは最もよく利用されるイメージファイルフォーマットです。
- その他
- Maya の IFF や XSI / SOFTIMAGE の PIC の様に、3Dグラフィックソフト独自のイメージフォーマットを持つ製品もあります。これらの変換ツールは、PhotoShop プラグインなどでメーカーから提供されています。
主要画像 format |
.psd |
.jpg |
.tga |
.bmp |
.tif |
.pict |
アルファチャンネル |
○ |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
レイヤ情報 |
○ |
× |
× |
× |
○ |
× |
圧縮 |
× |
○ |
○ |
× |
○ |
× |
RGB (32bit) |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
これらの画像フォーマットが持つ情報の全てを3Dグラフィックソフトが扱えるかどうかはサポートにより異なります。
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- Photoshop CS.
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Store => Photoshop CS 日本語版 Adobe Photoshop CS2 は画像編集のプロフェッショナル スタンダードソフトウェアです。
3D グラフィック制作においても、チャンネル・レイヤ情報を含むテクスチャの作成において欠かせない必須のソフトウェアです。このPhotoshop ファイルを直接3Dテクスチャマッピングを行える3Dグラフィックソフトもあり、このようなケースでは、マップデータ管理が容易になり生産性も向上します。
ここで説明した全てのイメージフォーマットに相互変換する事が出来ます。
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