最後に、この記事を書くきっかけになった経緯というか、以前にも紹介したG-3LSとMX518マウスを Windows 7 で使える方法についてメモとして記しておきます。
拡張ボタンはメーカーが拡張ボタンに割り当てるためのドライバ、アプリケーションを提供しなければ、押しても反応しない、ただの飾りボタンになってしまいます。つまり、拡張ボタンを持つ全てのマウスは、OSにあったドライバ、ユーティリティがマウスを製造販売するメーカーから提供されている必要があります。
uberOptions はロジクール(ロジテック)が提供する SetPoint で制限されている拡張ボタンにキーを割り当てるための機能を付加するプログラムです。3DCG制作者に取ってみれば、救世主のようなプログラムなのですが開発は止っています。もちろん、ロジクール(ロジテック)が提供するプログラムではありません。
これまで話してきたように、マウス難民は、常に古いマウスを使い続けるため、Windows 8 や Windows 10 といったOSで、何時までも uberOptions や、古いバージョンの Setpoint が使える保証はありませんし、
なによりも、古い Setpoint では、新しいマウスを購入しても対応していないため、色々試すにも不都合が生じます。例えば、Setpoint をその新しく買ったマウスのためにアップデートすると、uberOptions が使えなくなってしまい、従来のマウスが使えなくなるなど。
以前書いた記事が古いので、今、Windows 7 でメインで使用してる環境においての環境を記録として残しておきます。今回、購入するマウスに無事、移行出来る見込みがつけば、uberOptions は役割を終えることになりますので。
Windows 7 で、XP x64 の時に行っていたような、アプリケーション毎に拡張ボタンにバインドするキーを使い分けるには、setpoint480_x64 (英語版)という古いバージョンの Setpoint と uberOptions を使用する必要があります。
uberOptions が必要とする Setpoint のバージョンを以下からダウンロードしてインストールします。
引き続き、uberOptions をインストールしますが、Windows 7 64bit 環境においては、先に以下のランタイムをインストールしておく必要があります。
引き続き、uberOptions をインストールします。
もし、先にインストールした事があるのであれば、既にインストールされている旨の警告が出ます。事前に uberOptions がインストールされていないか確認し、インストールされていれば先にアンインストールして下さい。
インストール時に自身が使っているマウスに必要な項目にチェックを入れます。割り当て可能な機能を和訳したパッチを公開されている方もおられます。日本語化で検索すると出てきます。
既に起動してる Setpoint を再起動すれば、選択した際に、option メニューが表示され、登録したアプリケーション毎にキーマップを定義することが可能になります。
最新の Setpoint に対しても、なんとか uberOptions は使うことは出来ていました。その手順は以下の通りです。
3.で、インストールの際にディレクトリがないのでインストールを中止する旨のメッセージがでますが、"いいえ" をクリックしてインストールを続行します。SetPoint のあるディレクトリと、デバイスのディレクトリを聞かれるので、以下を指定すればインストールできます。
とりあえず、この手順で G3 マウスは SetPoint 6系で使えて、ここ数年使用していたのですが、うっかり Setpointの自動アップデートをしてしまい、再び uberOptions が使用出来なくなりました。
ちょっとした事で、生産性に大きく影響が出てしまう。時代は Windows 9 をすっ飛ばして、Windows 10 の話しが出始め、何時までも古い SetPoint と uberOptions の綱渡りでよい訳もなく、それが今回のこのコンテンツを書くきっかけうっかりになっています。
このページで紹介した内容は、最新の Setpoint を使用しないため、今後、新たに発売されるゲーミング以外のロジクールの拡張機能や多機能のマウスは、一切使えないことを意味します。
このページは、とうの昔に生産が終了した G3マウスが、自分にとって未だ現役で使いやすいマウスであることと、記録として残しておこうという意図で書いており、2014年10月時点のトレンドを表す情報ではありません。
3DCG制作者にとって、今後もマウス選びは頭痛の種になりそうです。以上です。