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3DCG/CAD ワークステーションの概要 ~ はじめに

3DCGワークステーション導入アドバイス

本稿では3DCG制作者を対象に、目的にあった無駄のないワークステーション導入アドバイスとなっています。一般の方がパソコンを購入される上でも参考になると思います。

3DCG制作といっても様々な制作工程があり、どこにウエイトを置くかで最適な選択肢は変わってきます。制作内容や目的によっては意味も無く予算やランニングコストを引き上げる結果を招く事もあります。

単純にレンダリング速度が速ければよいと言うわけではありません。

本稿の対象者について

3DCG ソフトウェアの中でも、OpenGLを使用するミドルクラス以上の 3DCGソフトを使用される方を対象としています。具体的には、LightWave 3D / CINEMA 4D / Maya / 3ds Max / Softimage|XSI ユーザーが対象となります。

自作スキルのない方

【ハードウェア導入ガイド】 では自作PC に関するコンテンツを公開してますが、自作PCにはリスクが伴います。特に Core 2 プロセッサの登場によってワークステーションの裾野が広がったため、10万円を切る実用的なワークステーションも登場しています。

学校で3DCGソフトを勉強している方、※趣味で本格的な制作を考えている方を対象としています。

特にLightWave 3Dユーザーにお勧めします。コストパフォーマンス、機能面でのバランス、習得のし易さにおいては最もバランスが良く、適していると思うからです。

学校やプロダクション等、企業

スクールやプロダクション、企業においてはサポート面でメーカー製のワークステーションが前提となります。台数分のPCを自作する事は現実的ではなく、伴う人件費やリスクを考えるとメーカー製のワークステーションを購入する必要があります。

3DCG経験者でなくても理解できる内容を心掛けています。

ワークステーションとは.

ワークステーションと称して販売されるパソコンは特定分野に特化したコンピューターを意味し、サーバーの対極にあるコンピューターをいいます。別の言い方をすれば、クライアントが使用するための高性能コンピューターの総称です。

現在市販されている Windows /Linux インストール済みのグラフィック・ワークステーションは一般のパソコンと同じ IBM PC/AT 互換機です。

分野別に様々なワークステーションが販売されてますが、本稿ではグラフィック・ワークステーションの中でも三次元データを扱う 3DCG/CAD を目的としたワークステーションとなります。 近いところではノンリニア・映像編集を目的としたアクセラレーターボード、インターフェイスを備えたワークステーションも存在します。

現在ワークステーションとして一般市場に向けて販売されているコンピュータの全ては PC/AT 互換機であり、Windows / Linux OSが動作するパソコンです。基本的に家庭向けパソコンと同じですが、目的別に専用のパーツが組み込まれている、安定性に重点が置かれていると考えて宜しいかと思います。

パソコンメーカー、PCパーツショップのオリジナルブランド、BTOパソコンでワークステーションが販売されています。本稿で説明するワークステーションは、3DCG/CAD 用ワークステーションを目的としており、自作する事も可能です。

メーカー製ワークステーション

HP や DELL など大手PCメーカーが販売するワークステーションも基本的には自作PCと同じ IBM PC/AT互換機であり、自信で3DCGワークステーションを自作する事も可能です。違いを挙げるとすればマザーボードの設計になりますが、特別、大きな違いがある訳ではありません。

SGI も Intel プロセッサのワークステーションを出した時期があり、メモリ周りなど他社には無い独自仕様を採用した例も過去にあります。

負荷の高い作業に安定して耐えうるPCであれば、それはメーカー製、自作、BTO パソコンであってもワークステーションと考えて良いと思います。

自作する場合は、シンプルで造りの良い、3万円より上を目安にマザーボードを購入されることをお勧めします。1万円以下の安いマザーボードは相応の設計、部品を使っており、不安定でなくても品質は実感します。

3DCGワークステーションに共通する仕様

3DCGワークステーションに共通する仕様は以下の通りです。

  • 高性能CPU
    • レンダリング(計算)時間を短縮するために、性能の高いCPUが採用されています。従来は複数のCPUを用いるマルチプロセッサ環境が必要でしたが、現在は高性能なマルチコアCPUの登場により、ワークステーションに適したハードウェア構成が変化しています。
  • OpenGL ビデオカード
  • ビジネス用 Windows OS
    • 市販されるワークステーションの多くはビジネス向け Windows OSがプリインストールされてます。(Linux もあります) これは並列計算のために CPU 2個構成が一般的なワークステーション構成であった事、Windows Server との親和性などの理由からです。
    • Windows XP Home Edtiton 以降の家庭用OS は、NTテクノロジ OSでありビジネス用OSと同等に安定している、マルチコアCPUの存在から、必ずしも ビジネス用OS が必須とはいえなくなっています。
    • XP Home Edition や家庭用OS を選択できるワークステーションを販売しているメーカーは、現在でも殆ど無いと思います。

レンダリング特性に優れたCPU、高性能な OpenGL ビデオカードを持ち、高負荷時でも安定した作業が長時間行えれば、それはメーカー製であっても自作PCであってもBTOパソコンであってもワークステーションはワークステーションです。

選択肢が増えた3DCGワークステーション

最近になってHPDELLといった3DCGワークステーションを販売しているメーカーも、コンシューマー向けCPUを搭載可能な機種へと選択肢を増やしています。 CPUと同様にビデオカードも高性能化、低価格化が進んでおり、10万円を切る価格で本格的な3DCG制作が可能なワークステーションも登場しています。

次のページから、ワークステーションに搭載されるCPUやハードウェア構成から目的にあった無駄の無いワークステーションを選ぶために知って置きたい事柄について順を追って説明していきます。


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