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CINEMA4D ラインナップ毎の適した分野について

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CINEMA4D のラインナップについて

それぞれのモジュールを個別に追加すると価格も高くなります。予めジャンルに適したパッケージが4種類パッケージになって販売されています。月見うどん、タヌキうどん、キツネうどん、肉うどん、といったところです。バンドル版を購入する方が価格も安くなります。

詳細は下記を参照して下さい。
参照 => CINEMA4Dラインナップ

CINEMA4D アーキテクチャ・バンドル.

その名の通り、建築分野むけのラインナップです。ベースの CINEMA4D R9.5 に、フォトリアルレンダリングに欠かせないラジオシティ 関連の機能を追加する Advanced Render と、Sketch and Toon モジュールが付属するパッケージです。 Sketch and Toon モジュールが付属する理由がいまいち分かりません。ないといけないのでしょうか。このバンドル版は国内向けのみのようです。

CINEMA4D XL バンドル.

ベースの CINEMA4D R9.5 に、MOCCA / Advanced Render / Thinking Particles / PyroCluster / NET Render モジュールが付属するパッケージです。キャラクターアニメーションや、パーティクルを使用した映像、煙などのボリュームレンダリングが行えます。

また、ラジオシティ系レンダリングもサポートされるため、LightWave 3D に競合するラインナップではないかと思います。ただし、ダイナミクスはサポートされません。ネットワークレンダリングも3台までの制限つきです。映像制作を前提に考えている方向けといえます。

Webサイトの説明に 「個人ユーザーに最適」 とありますが、個人制作者にとっては、LightWave 3D が実売10万円台となった現在では、倍以上の価格となりますので コストパフォーマンス的にどうかと思います。

このパッケージの注意点は、Sketch and Toon が付属しない事です。セルアニメーションを前提とした場合には、別途追加するにしても不要なモジュールが多く適しません。

CINEMA4D スタジオ バンドル.

ベースの CINEMA4D R9.5 に、MOCCA / Advanced Render / Thinking Particles / PyroCluster / NET Render / Dinamics モジュールが付属します。上記、XLバンドルとの違いは、Dinamics モジュールが含まれる点です。名前の通り映像プロダクションをターゲットにしたフル機能パッケージです。またネットワークレンダリングにも台数に制限がありません。

価格、完成度、適したジャンルにおいて、ハイエンドクラスで紹介している 3dsMax と競合する統合型3Dグラフィックソフトになると思います。

CINEMA4D エンジニアリング バンドル.

ベースの CINEMA4D R9.5Sketch and Toon / NET Render モジュール と エンジニアリング・エクストラCD が付属します。IGESを始めとする20種類のCADフォーマットに対応します。インポート機能とレイアウトデータ、リアルタイムプレビュー機能が追加されるため、CADデータから工業製品イメージレンダリングが簡単に行えるような配慮がされています。

またマテリアル素材も付属します。ネットワークレンダリングも3台までの制限つきです。

こちらも、Sketch and Toon モジュールが付属する理由がいまいち分かりません。

詳細は下記を参照して下さい。
参照 => CINEMA4D エンジニアリング バンドル

パッケージ毎のおすすめの分野

分野ごとにパッケージが用意されているので、特に説明の必要はないと思いますが、不要な要素もあるように思います。

セルアニメーションを前提とした映像制作では

セルアニメーション、キャラクターアニメーション制作を前提とした場合、適したラインナップがありません。

CINEMA4D R9.5 + Sketch and Toon + MOCCA

パーティクル などの特殊効果が欲しい場合、Particlesモジュール追加も視野に入るでしょう。また、セル画調レンダリング(ノン・フォトリアル系)は、レンダリング速度が速いため、NET Render は必要ありません。

建築分野においては

アーキテクチャ・バンドルがありますが、Sketch and Toon は必要のない人には必要ありません。

CINEMA4D R9.5 + Advanced Render

また、フライスルーアニメーションなどのプレゼンテーション用途の映像が視野に入れば、NET Render も追加しても良いと思います。

インダストリアル デザイン分野においては

CAD の取り込みの必要のない、インダストリアルデザイナーがプレゼンイメージ制作のためのツールとしては、ベースの CINEMA4D R9.5 で十分です。モデリングの制限もありませんし。

CINEMA4D R9.5

こちらも同じく、プレゼンテーション用途の映像制作が視野に入れば、NET Render も追加しても良いと思います。

ただし、CINEMA4D はサブディビジョン系ポリゴンベースのモデラーであるため、モデラーの特性上、Maya や XSI などの NURBS ベースのモデラーに比べて自動車などの複雑なデザイン検討用途には適しません。しかし、コストパフォーマンスを考えれば検討の余地は十分あります。

モデラー特性に関する向き、不向きについては以下で解説していますので参考にして下さい。

参照 => 3DCG モデラーのタイプ(種類)と特徴について

購入のアドバイス.
現在、CINEMA4D は乗り換えキャンペーンをやっており、対象は以下の製品となっています。

Shade、3dsmax、Maya、Softimage 3D、XSI、Lighwave 3D、Carrara 、Animation Master、STRATA

アカデミック版、バージョンは問わないとの事ですので、これから3Dを始められる方は、この中で最も価格の安い、Shade Basic を捨て石購入することで、安く CINEMA4D を購入する事が出来ます。 CINEMA4D R9.5 XL バンドルであれば、270,000円ですが、キャンペーン版なら 実売 170,000円 + Shade Basic の実売 8,000円 の出費に抑える事が出来ます。

期間は2006年1月31日までですのでご注意ください。


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