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3DCG制作における液晶ディスプレイ環境への移行と問題点

3DCG制作者のための液晶ディスプレイ選び

先日、メインで使用している CRTディスプレイが故障してしまい液晶ディスプレイへの移行を余儀なくされました。既にこのディスプレイは3度、修理や調整を繰り返しており、その都度、液晶ディスプレイへの移行を検討しましたが出来ませんでした。

メイン以外は全て液晶ディスプレイですが、以前、メイン用に導入した FlexScan は15分も経たないうちに眼の疲れを通り越して目の奥にキリキリとした痛みが出るためとても使える代物ではなく、後になって知ったのですが採用されているパネルは目潰しパネルと呼ばれているらしく後の祭りでした。

液晶ディスプレイは目が疲れ難いという先入観によって失敗を招いた訳ですが、結局、CRT を使い続けて今日に至ります。以前、導入を検討した2年前とは状況は大きく変わっており、SONY がコンピュータディスプレイ市場から撤退したこともあって液晶ディスプレイへの移行を検討する事にしました。

本稿について

LCD(液晶)は、まるで「目的に応じてディスプレイを取っ替え引っ替えしなさいよ」 とでも言いたげに様々なラインナップの製品が存在しています。 CRT(ブラウン管)時代にはおおよそ想像もつかなかった事です。

一口に液晶ディスプレイといっても複数の駆動方式があり、それぞれに特徴が異なる事に起因しているためですが、仕事において選択を誤ると全く使い物にならない最悪の結果を招く事もあります。本稿では3DCG制作者の視点で私が液晶ディスプレイへ移行する際、注意した点について紹介します。

主に映像、WEB、CG、CADユーザーを対象としています。(具体的には sRGB 色空間を基準とする分野)

本稿の流れ

コンピュータディスプレイは製品サイクルが早いため、液晶ディスプレイを選ぶ上で共通するポイントについて説明します。次に最もウェイトの高い作業内容に求められる条件を考え、具体的な機種をピックアップします。

最終候補に残った機種を絞り込み、最終的には実際に購入してその評価について説明する、という流れになっています。

2009年 液晶ディスプレイ事情

従来、高価だった広色域ディスプレイが中価格帯まで落ちてきており、IPS パネルを採用しながら応答速度を引き上げた製品も登場しています。液晶への移行を後押しした理由もここにありますが、以前に増して慎重に選ぶ必要性も出てきています。

メーカーとラインナップ

本稿では便宜上、ディスプレイ=コンピュータ用とします。液晶ディスプレイを販売するメーカーには、以前よりCRTディスプレイを販売しているメーカーをはじめ HP や DELL など総合メーカー、LGやサムスンを始めとする韓国メーカーがあります。

この中で自社で液晶パネル(ユニット)を開発、製造しているメーカーは一部であり、殆どのメーカーは液晶パネル(ユニット)の供給を受けて製品開発を行なっています。(ブラウン管と同じ)

同じLG社の液晶パネルを採用している製品でもメーカーによって機能、性能、品質面で違いが出てきますが、パネル自体に起因する問題は違うメーカーの製品であって共通する問題になる場合もあります。

曖昧なカテゴリとラインナップ

液晶ディスプレイを製造、販売するメーカーは多く存在していますが、CRT時代より実績のあるメーカーとして NANAO、MITSUBISHI の2社が挙げられ、HP や DELL などコンピュータ総合メーカー、国内で安価な IIYAMAや韓国メーカーから販売されています。

中でも NANAO はCRT時代より業務用ディスプレイとして実績があり、国内専業メーカーである事から人気があります。ただ、名前が一人歩きしている感もあり NANAO だから全てが良い訳ではなく、個人的には CRT時代より上位ラインナップ以外は出来不出来の差が大きいメーカーという印象があります。

NANAO の場合は "ColorEdge" シリーズと “FlexScan” シリーズが存在しますが、ColorEdge はプロ向けの高級機で国産IPSパネルを採用する製品が多く(例外もある)、殆どはカラーマッチングを前提としたDTP、最近では放送向けの製品が存在します。

普及モデルである “FlexScan” にもこれらの用途を想定した製品が多数ラインナップされており、液晶パネル自体の性能が向上した事で現在ではあらゆる分野をカバーできる製品も存在する事から、以前より棲み分けは訳の分らない状態になってきています。

MITSUBISHI もCRT時代から品質と価格面でバランスの取れた業務用ディスプレイを販売しており、SONYが撤退した事もあってデザイン業務においては NANAOと人気を二分しているといっても良いのではないかと思います。

FlexScan は普及モデルで液晶パネルの種類によって様々な用途に対応できる製品がありますが、最近ではDTPよりも写真印刷に拘るハイアマチュアなデジイチユーザー、グラフィックユースを意識したカラーマネジメント可能な広色域ディスプレイも存在します。

特に仕事で使用する場合、CRTよりも慎重に選ばなければ後々後悔する確率が高いという事になりますので、本稿では自身の経験を例に、主に3DCG制作、映像、WEB制作など sRGB を基準とする分野ではどのような点に注意して液晶ディスプレイを選べばよいかを説明します。



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