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その他 ~ 画面の縦横比率 / 保証対象外となる不具合

3DCG制作者のための液晶ディスプレイ選び

液晶ディスプレイには縦横比率の異なる様々な製品が存在します。また CRTディスプレイと異なり、全く同じ製品でも表示品質においてバラツキがある事も液晶ディスプレイの特徴と言えます。その他、液晶ディスプレイを購入する上で注意したい点を纏めました。

スクエア型とワイド型について.

ディスプレイの物理サイズは対角線の長さをインチで表しています。つまり、表示される面積を表しています。同じ24インチでもスクエア(4:3)型とワイド(16:10 / 16:9 等)型では、面積は同じでも縦幅がかなり短くなるため、実際には面積(画素数)は同じでも画面が狭くなったと感じます。

例えば同じ素子サイズで 22インチ(4:3)から 22インチワイド(16:10)に乗り換えた場合、今まで縦に収まっていた画面が収まらなくなる訳ですから狭くなったと感じます。広さを求めて初めてワイドディスプレイを選ぶ際、今使っている液晶と同じ素子サイズの場合は最低でも +2インチ以上を選ぶと後悔する事はありません。

ワイド画面のメリット

ワイド画面のメリットですが、3DCGアニメーションや映像制作、Flash などタイムライン(字間軸)を扱う分野では横に長い程、全体のキーフレームが見渡せるため作業効率は飛躍的に向上します。また多くのパレットやメニューを横に配置出来るので快適です。

Windows VISTA も右にガジェットを配置するなどワイド画面を想定したデスクトップとなっており、Adobe などの主要ソフトもワイド画面を意識してUIをデザインしています。家庭用テレビと同様、今後はワイド画面が主流になっていくと思われます。

従来のスクエア型は設置スペースの問題やマルチディスプレイ環境において需要が高いと考えられるので、家庭用テレビのように全てがワイド画面になるという事はないと思います。

ワイド液晶には 16:10 と 16:9 の製品が存在しますが、コンピュータ ディスプレイにおいては 16:10 が主流です。最近は 16:9 の製品も登場していますが、フルハイビジョンの視聴を想定しているためだと思われます。ちなみに 16:10 は WUXGA (1920×1200) 、16:9 はフルハイビジョン (1920×1080)

16:9 液晶ディスプレイに関して調べてみると以下の記事が目に止まりました。

参照 => パソコンに16:9の横長液晶が増えている本当の理由

16:9 とする事でテレビの液晶パネルと差別化がなくなるためコスト面で有利になる事がその理由ですが、今後 16:9 へ一本化される可能性もあります。個人的には少しでも作業エリアの広い 16:10 の方が良いのですが、このご時世どうなるか分かりません。

その他 液晶ディスプレイに関する事

液晶ディスプレイに見られる品質のバラツキには以下のものがあります。何れの問題もメーカーは保証の対象にしていません。当たるも八卦、当たらぬも八卦です。

ドット欠け

ドット欠けは、点灯しない素子が存在する事でドットが黒い点に見えたりおかしな色に見えたりします。1素子は RGB 3つで構成されており、Rのみが点灯しないなど一部、あるいは全てが正常に点灯しない場合があります。

これまで6台(初期不良含め)液晶ディスプレイを購入していますが、機械運につくづく見放されている私でも新品のドット欠けに遭遇した事がありません。(所有している2台は時間経過でドット欠けが発生しています)

機種によってドット欠けが多いという事はなく、あるとすれば採用しているパネルユニットの品質に問題がある事になります。過去にも同一製品で同じ位置にドット欠けが発生していたという事も実際にあったようです。

輝度むら / 色むら

液晶ディスプレイのバックライトは、蛍光管と同じ原理で発光しています。蛍光灯に寿命があるようにバックライトも経年劣化により明るさが落ちてきます。(最近では LED を使った低消費電力、高寿命のディスプレイも登場している)

バックライトの精度が原因の輝度むらは、同じパネルを採用している同じ液晶ディスプレイ同士でもバラツキがあり機種によって邑が多いか少ないかは判断出来ません。もし、機種によってあるとすれば採用しているパネルユニットの品質に問題があります。

パネルが大型化する程、この差は顕著に表れます。これもドット欠けと同様不良とは見なされません。この邑を製品出荷時に測定した結果をもとに補正する機能を持つ液晶ディスプレイもありますが、経年劣化で生じる邑との整合性が取れなくなり色むらが悪化する事もあるようです。

ハズレは画面中央に邑が生じている、アタリは四隅(辺)僅かに存在し中央部に少ない製品

販売店 独自の保証サービス

ドット欠けは仕方ないといっても画面の中央付近にドット欠けがあった場合は気になって仕方ありません。購入した液晶ディスプレイにドット欠けがあった場合、交換に応じてくれる独自の保証サービスを提供している販売店もあります。

現在は製造技術も向上しており無駄になる事もありますが高価な機種を選ぶ場合は、これらの有償サービスを活用するのも有効な手段です。安価な液晶ディスプレイなど特に拘らない場合は機械運を信じて購入した方が良いかも知れません。

私がよく利用するショップでは TSUKUMO がお勧めです。相性、交換保証など保証サービスが充実しています。メーカー保証3年という製品も多いので自分の機械運を信じて Amazon で安く済ますというのもお勧めです。

店舗で実機を確認される事をお勧めしますが、実際、展示環境は劣悪な環境が多く発色以外は確認する事が困難なケースが多いです。

TSUKUMO

自作歴 15年の私ですが、最も利用している PCパーツショップです。日本橋店が閉店してしまい寂しい限りです。保証サービスが充実しており液晶ディスプレイのドット欠けにも対応してもらえます。オンラインでは一押しです。

購入価格はかなり高めになりますがソフマップも保証サービスが充実しています。

DOSPARA

こちらも日本橋や秋葉原では老舗のPCパーツショップですが液晶ディスプレイに関してはドット欠け等に関する保証はありません。3DCG制作に適した無駄のないコストパフォーマンスの高いワークステーションが魅力です。

当サイトでは自作スキルがなくても無駄のないコストパフォーマンスに優れたオリジナル ワークステーションを検討されている方に推奨している PCパーツショップです。


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