一台のPCを組み立てるために必要なPCパーツ一式をオンライン・ショップで調達する場合のメリットとデメリットについて説明しています。
一台分のPCパーツを調達する一般的な注意点に関しては以下のページで説明しています。併せて参考にして下さい。
参照 => PCパーツの調達と購入に関するアドバイス
東京秋葉原や大阪日本橋に生活圏を持たない地方の方、叉は全国展開しているPCパーツショップが生活圏にない方は、オンライン・ショップという選択肢になります。
生活圏に秋葉原や日本橋、大須など電気街のない方や全国展開のPCパーツショップが近くにない方はオンライン・ショップでパーツを調達することになると思います。
インターネット・ショッピングの魅力は足を棒にする事無く全国規模で商品を探し出せる点にあります。PCパーツにおいても同様の事がいえますが、一台分のパーツを調達する場合は同様の考え方は通用しません。注意点は以下で説明しています。
参照 => PCパーツの調達と購入に関するアドバイス ~ タイミング
店舗で調達する場合、目的のパーツがない場合も多く心理的に近い商品で妥協する事もあるかと思います。(人によりますが)そういう意味では、オンラインショップでゆとりを持ってパーツを吟味し、取り寄せて組んだ方が妥協しないで済むので、メリットと言えるかも知れません。
3DCG/CAD 関連のビデオカードなど業務向けの製品は店舗にない事が多い
店舗で調達する場合に比べ走り回る事がないため、時間の節約になります。パーツ選定に時間をかけ、ゆとりをもって揃えることが出来ます。
取り寄せたパーツが初期不良、叉は 相性問題などの理由で交換する場合、基本的に郵送となるため、問題が発生した場合の対応に時間がかかります。
全国展開の PCパーツショップの場合、店舗への持ち込み対応が可能なショップもあります。私の場合、大阪日本橋は生活圏にありますので、もっぱら TSUKUMOを利用しています。今年に入って全てのパーツをネット取り寄せて、2台分の 3DCGワークステーションを作りましたが、今の所一度も初期不良に遭遇していません。(単に運が良いだけ、機械運は悪いほうなのだけど)
PCパーツに限った話ではありませんが、PCパーツの場合、現物を確認する事による大きなメリットがあります。
参照 => PCパーツ 【店舗】 調達のメリットとデメリット
特に上級者にとって痛いのはバルク購入時のロットやモデルナンバーの確認、リビジョンや基盤設計、チップやコンデンサ、製造番号や種類の確認が行えないなど敬遠する要素は多いのですが、自作初心者に関しては該当しないためデメリットと言えるかは微妙です。
ショップにより異なりますが、一般的に初期不良や※相性問題の交換期間は 1~2 週間と短いため、一台のPC を構成するだけのパーツを揃えるとなると "初期不良・相性問題の確認に必要な代替機" の有無によっては、同時にPCパーツが揃う必要も出てくる場合があります。
※ここでの相性問題は有料の保証を付けて購入した場合の話です。
この場合、複数のショップで跨いでPCパーツを調達した場合、一部のパーツが届かないと交換期間に間に合わない事態が発生します。なるべく、商品点数の多い PCパーツショップでまとめて購入した方が良いというのはこれらの理由からです。
自作初心者でオンライン・ショップしか選択肢のない地方の方などは特に注意された方が宜しいかと思います。
自信の組立てスケジュールとの兼ね合いです。GW などの大型連休前は連休中に自作してしまおうと考える方も多いので、ネットで注文される場合は注意が必要かもしれません。大型連休以外では、週末金曜日あたりに届くことを見越して注文されると宜しいかと思います。
連休に突入すれば、それだけ待たされることになるので注意が必要です。
PCパーツショップに限った話ではありませんが、ネットショップの中には在庫ありとしている商品であっても、実際には注文があってから商品を取り寄せるショップも存在します。通常、ショップに在庫がある場合、2、3日で商品が発送されますが、取り寄せの場合は早くても1週間はかかります。
注文のタイミングが悪いと在庫切れになる場合があるかも知れませんが、これを逃げ口上にしているネットショップは多いように思います。
また、メーカー側に在庫がなかった場合、最悪、2、3ヶ月待たされる事もあります。このようなショップは個人経営の小規模ショップ(楽天などのショッピングモール)に多いように思います。掲示板等がある場合は消費者の書き込み等、注意して下さい。
これまでの説明は、PC一台分に必要なパーツをまとめて注文する場合に注意したいポイントでしたが、ビデオカードやメモリ等、手持ちのPCを増強する場合などパーツ単位で注文する場合は、該当しません。
メモリの増設、ビデオカードの変更などご利用中のパソコンによっては3DCG制作に適したワークステーションに変わる可能性があります。
使用する 3DCG/CAD ソフトによっては CPU と同じぐらい重要なパーツです。拡張バスの規格にあった製品を選ぶ必要があります。3DCG/CAD 制作に適したビデオカード選びのポイント、アドバイスは下記コンテンツで紹介しています。
参照 => 3DCG / CAD 制作に適したビデオカードの選び方
現在、メモリはPCパーツの中でも相性問題の出やすいパーツとなっています。また、メモリには同じ規格でも動作クロックの異なるものがありますので、初心者の方は間違えないように注意する必要があると思います。
購入する際は、必ず相性保証に対応しているショップで購入するようにしましょう。