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一般的な 3DCG Workstation ~ 2コア1CPU構成

3DCGワークステーション導入アドバイス

2スレッド環境は 3DCG モデリング、モーション制作、レンダリングまで一般的な3DCG制作に適したワークステーション構成となります。学校で3DCGソフトウェアを習っている学生さんなど、これから3DCGに取り組まれる方にとっても無駄のない構成です。

通常作業に用いる3DCGワークステーション.

3DCG 制作といっても様々な作業工程が存在します。一般的に3DCG制作と言えばレンダリング速度が重視がちですが、ラジオシティやボリューム・エフェクト系をがしがし使用しない一般的な用途では、従来の2CPU構成がバランス的に最も適しています。

2core CPU

モデリングといってもポリゴンリダクションやブーリアン演算等、CPUに高い負荷を要求する作業もあります。

一般的に 3Dモデリングに関してはマルチコアやマルチCPUの恩恵は得られませんのでクロック数の高い 2コアCPU ×1構成 がベストです。

コア数が増えるとクロック数が低めになります。最近、4コアCPUのクロック数も2コアCPUのクロックに近づいてきていますが現状では高価です。コストパフォーマンスとの兼合いも大きな判断基準になります。

2007年12月現在、AMD の Athlon64 x2 と Intel の Core 2 を比較した場合、消費電力、レンダリング性能(FPU) を比較した場合、Intel の Core 2 アーキテクチャの方が高い性能を持っています。

推奨されるCPU FSB L2 Cache クロック数 コア数
Wolfdale (45nmプロセス)
Core 2 Duo E8500
1333MHz
6MB
3.16GHz
2
Core 2 Duo E8400
1333MHz
6MB
3.0GHz
2
Core 2 Duo E8300
1333MHz
6MB
2.83GHz
2
Core 2 Duo E8200
1333MHz
6MB
2.66GHz
2
Kentsfield (65nmプロセス)
Core 2 Duo E6850
1333MHz
4MB
3.0GHz
2
Core 2 Duo E6750
1333MHz
4MB
2.66GHz
2
Core 2 Duo E6550
1333MHz
4MB
2.33GHz
2
Core 2 Duo E6540
1333MHz
4MB
2.33GHz
2
Core 2 Duo E6700
1066MHz
4MB
2.66GHz
2
Core 2 Duo E6600
1066MHz
4MB
2.4GHz
2
Core 2 Duo E6400
1066MHz
2MB
2.13GHz
2

Core 2 Duo E8500/E8400/E8300/E8200 (Wolfdale)は 2008年 1月出荷予定

1コアしか使わない作業工程.

3DCG 制作といってもモデリングテクスチャシーン制作ライティングモーションレンダリングなど様々な作業工程があります。この中で一般的なオペレーション作業は並列処理の恩恵はありません。つまり、1コアしか使用しません。

ここでのオペレーションとは、ユーザーがマウスやペンタブレットを持って行う操作系の作業の事を指しています。具体的には、3Dモデリングキーフレーム入力によりモーション制作、テクスチャ作成などが該当します。

これらの処理は、これから3DCG制作に取り組まれる方が最初に取り組む事が多いため、入門者に対しては 2コア CPU を搭載したワークステーションが無駄の無い選択肢となります。

このような方に適します ~ 2コア1CPU構成

2core CPU

2コアCPU ×1個構成のワークステーションが適していると思われる3DCG制作者です。

従来のシングルコアCPU はバリューPCへシフトしていますが、一般的なグラフィックソフトウェアではシングルコアCPUでも十分なパフォーマンスが得られます。 ただし、VISTAを想定した場合は、力不足になるかも知れません。

  • 3Dモデリング、モーション制作に重点を置きたい方
    • 3Dモデリングや物理計算を必要としないモーション制作など一般的なオペレーション作業は一つのコアしか使用しません。これらの作業に重点が置かれる方は、4コアCPUよりも適しています。
  • 3DCG入門者 / 教育機関 / グループワーク
    • これから3DCG制作に取り組まれる方、学生が使用するコンピューターとしては、一般的なオペレーション作業にウエイトを置いたワークステーションが適します。4スレッド以上の環境はオーバースペックとなる事が多いと思います。
    • プロダクション等、グループワークにおいても、必要があればネットワーク上にレンダリング・サーバーを設置した方がランニングコストを抑える事が出来ます。

このような方には適しません ~ 2コア1CPU構成

2core CPU

3DCG制作においては 2スレッド環境は一般的なワークステーション構成であり、幅広いユーザーに最も推奨できる環境です。この構成が適さないユーザーはありません。

レンダリング作業に重点をおいた場合でも、クロック数の低い 4コアCPUよりも、高クロックの Core 2 Duo の方が高いレンダリング性能を持っています。また、並列計算は単純な処理になる程、スレッド数が多いとロスが多くなる場合もあります。

2コア1CPU 構成はワークステーションとして最も理想的な構成です。

2コア1CPU構成でも本格的な3DCG制作は可能

2並列計算は一般的なワークステーション構成です。Core 2アーキテクチャの CPU であれば従来のシングルコアCPU ×2個構成のワークステーションと比較した場合、低いクロック数でも 1.5 ~ 2倍近いレンダリングパフォーマンスが得られます。

2コアCPU×1個構成は、消費電力が低く、また、4コアに比べ1コアあたりのクロック数が高いため、ワークステーション用途として考えるとバランス的に最も適しています。何よりも価格が安いため、最も無駄の無い構成と言えます。

4コアへのCPU換装も視野に

マザーボード(チップセット)が条件を満たしていれば、4コアCPUへアップグレードする事もできます。(ただし、メーカーのサポートは受けられなくなる) 購入したワークステーションで使用できる Quad CPU が何時まで市場に出荷されるかというタイミングの問題があります。

例えば、FSB1066 ベースであれば、FSB1333 が普及するころには手に入らなくなります。現在は、FSB1066 から 1333 への移行期にあるため、自作ユーザーであれば価格を取るか、将来性を取るかという選択肢になります。

モデリング、モーション制作に重点を置きたい方は

Xeon や Opteron などのマルチCPU構成や、Core 2 Quad など CPU にコストをかけるよりも、CPUで浮いた予算を高性能なビデオカードにまわした方が、3Dモデリング、モーション制作は快適になります。

ビデオカードの選び方、注意点については下記コンテンツで紹介しています。

参照 => 3DCG / CAD 制作に適したビデオカードの選び方

ワークステーションに搭載するビデオカードを選ぶ際に参考にして下さい。

取り扱いメーカー

2コア1CPU構成のワークステーションを取り扱っているパソコン・メーカーは以下のページで紹介しています。

参照 => 3DCG ワークステーション 取り扱いパソコンメーカー


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