前述したように、ポリゴンか、スプラインかどちらが優れているかは、それぞれの特徴がはっきりしており、それぞれの役割があると考える事が出来ます。そのため、このタイトルのように優劣をつける事は意味のない事です。
初めての方は、低価格な製品から始める方が多いと思いますので、購入の際には、どちらが自分に適しているか見極めたほうが良いかと思います。(低価格の製品はポリゴン、スプラインモデラーの何れかになることが多いため)
Mayaや、XSI、SOFTIMAGE など価格も下がっていますので、これらのモデラーを使いこなせると強力な武器になります。モデラーで自由にモデリングが出来るようになるには経験が必要なため、なんでもポリゴンモデラーでつくってしまう人や、NURBSで作ってしまう人が多いような気がします。
選択肢がないなら仕方のないことですが、それぞれの特徴は180度異なるので、生産性に重点を置いてモデラーを使い分けるのが理想です。
低価格な製品を組み合わせて弱点を補うという選択肢もあります。例えば、キャラクターアニメーションが苦手な Shade のように人体・動物専門の 3D グラフィックソフト POSER と組み合わせる事を前提とした製品もあります。(以前はAnimation Master との連携を強調していましたが)
Shade と POSERの連携
参照 => Poser開発者からのメッセージ
また、Shade では、Animation Master へのスプライン属性を維持して出力する事が可能です。工業製品などのモデリングが苦手でキャラクターアニメーションに強いAnimation Master と、キャラクターアニメーションが苦手で工業製品などのモデリングが得意なShadeは、互いに弱い部分を補っており組み合わせて活用するユーザーも多くいます。
シェアウェアでもMetasequoia(メタセコイア)のようなパッチポリゴンモデリングをサポートする専門のポリゴンモデラーもあります。このような低価格の製品を上手く組み合わせて使う事で弱点を克服するという考え方もあります。