ここでは、『MAYAのNURBSモデラー』 と 『工業デザインの代表 自動車』 を題材に、NURBSモデラーを使用したモデリング アプローチを示しています。
トリムやフィレットなどの高度な編集機能をサポートする NURBS モデラーであれば、プロセスは共通しています。 特に SOTIMAGE|XSI や Softimage などのハイエンドクラスのグラフィックス系3Dソフト が該当します。( 3ds Max はNURBSモデラーを標準で持ちません)
スプラインベースのモデラーの特徴 を知ることでサブディビジョン系ポリゴンモデラ-との特性の違いを理解する事を目的に作成しました。(といっても授業での使用を想定してMAYAの具体的なモデリング方法は解説していますが、、)
つまり、車をモデリングする事に主眼を置いてはいません。なるべく多くのアプローチでモデリングするようにしていますので、『このように作らなければならない』 と言う訳ではありません。
面単位でモデリングが行えるポリゴンモデラーと異なり、スプライン系のモデラーはUVという一連の流れを意識してモデリングを行う必要があります。そのため、モデリング作業に入る前に綿密な計画を立てる必要があります。
特に工業製品のような一定の正確さが求められる複雑な形状をモデリングする場合、最初の計画が後の作業に大きな影響を与えます。
これらの理由から、サブディビジョン系ポリゴンモデラ-と比較した場合、初心者には取っ付き難く、敬遠する人が多いのだと思います。
関連 => 3DCG スプラインモデラーの特徴 ~ モデラーの種類と特性
次のページからパーツごとに順序を追って、車の外観が完成する過程を説明します。