ご注意
このページで示す機能は、Shade が有する全ての機能ではありません。3Dグラフィックソフト比較検討用の材料として、統合型3DCGソフトを選ぶ上であった方が良いと思われる機能を初心者に代わってピックアップしています。
表の 『 3Dソフトとして欲しい機能 』 のリンク先は、初心者のための一般的な用語解説です。Shade 全ての機能を示すものではありませんので注意して下さい。Shade 8 の機能については以下で確認して下さい。
参照 => Shade シリーズ毎の機能比
Shade は基本的にスプラインベースのモデラーです。パッチポリゴン系のモデリング機能は後発で操作性は高くありません。
3Dソフトとして欲しい機能 | Basic | Standard | Professional |
---|---|---|---|
パッチポリゴン系 | ● | ● | ● |
スプライン(ベジエ) | ● | ● | ● |
メタ系(メタボールetc) | ● | ● | ● |
ブーリアン | ● | ● | ● |
また、Shade は古くから数式によるブーリアンをサポートします。
昔からShade のレンダリングエンジンはスキャンライン、レイトレーシングとも美しさに定評があります。基本的なレイトレーシングレンダリングの速度は速くもなく、遅くもなくといった感じです。
3Dソフトとして欲しい機能 | Basic | Standard | Professional |
---|---|---|---|
スキャンライン | ● | ● | ● |
レイトレーシング | ● | ● | ● |
ラジオシティ法 | ● | ● | ● |
フォトンマップ(コースティクス) | ● | ● | ● |
TOONレンダリング | - | ● | ● |
モーションブラー | - | ● | ● |
被写界深度※1 | - | - | ● |
マルチプロセッサ | ● | ● | ● |
ネットワークレンダリング | - | - | ● |
※1 ここで示す被写界深度とは計算により得られるものを指しています。
TOON(トゥーン)レンダリングは、セルアニメ調、水彩画調などのレンダリング手法です。Shade8では再び復活しています。全てのラインナップにレイトレーシング拡張のパストレーシング、またフォトンマップによる間接光表現、コースティクス表現を行う事が出来ます。
レイトレーシングレンダリングにおけるシャドーマップがサポートされるのは Professional だけなのが痛いです。
3Dソフトとして欲しい機能 | Basic | Standard | Professional |
---|---|---|---|
シャドーマップ | ※1 | ※1 | ● |
レイトレーシング ソフトシャドー※2 | ● | ● | ● |
ボリュームライト | ● | ● | ● |
IBL ※3 | ● | ● | ● |
テクスチャーベイク ※4 | - | - | - |
エフェクト(レンズフレアetc)※5 | - | - | ● |
※1 Basic / Standard はスキャンラインレンダリングのみサポート
※2 Shadeではパストレーシング
※3 イメージベースドライティング(HDRI)サポートの有無
※4 ライトの計算結果をテクスチャとして焼き付ける機能(コスト削減化)
※5 Standard は GlowEffector プラグイン(オプション)で可能
Shade は昔からテクスチャーマッピング インターフェイスの操作性はよくありません。
3Dソフトとして欲しい機能 | Basic | Standard | Professional |
---|---|---|---|
UVマッピング | - | ● | ● |
法線マップ(ノーマルマップ) | - | - | - |
ディスプレイスメント(変異マップ) | - | - | - |
シェーダー拡張 | - | - | ● |
一般的に必要とされる主要ファイルフォーマットです。Shade は Poser(ポザー)の独自ファイルの入力をサポートしています。 Poser で作成した形状を読み込んでレンダリングする事が可能です。 また、Shade 全バージョンで Animation Master 形式で出力可能なため、正確なモデリングが苦手な Animation Master のモデラーとしての用途に適しています。
注意 Shade が有する全ての機能ではありません。
3Dソフトとして欲しい機能 | Basic | Standard | Professional |
---|---|---|---|
形状データのやり取り | |||
DXF | IN/OUT | IN/OUT | IN/OUT |
OBJ | IN/OUT | IN/OUT | IN/OUT |
3DS | - | - | IN/OUT |
FBX | - | - | - |
Web 3Dフォーマット | |||
ViewPoint | - | - | - |
Shockwave 3D※2 | - | OUT | OUT |
VRML 2.0 (形状) | - | OUT | OUT |
We / グラフィック / イメージ | |||
Adobe Illustrator※1 | - | OUT | OUT |
EPSF | IN | IN | IN |
Flash (SWF) | OUT | OUT | OUT |
HDR (イメージ) | IN/OUT | IN/OUT | IN/OUT |
アニメーション関連 | |||
BVH (モーションデータ) | - | - | IN |
BVA (モーションデータ) | - | - | - |
PVS (モーションデータ) | - | - | - |
ASF (モーションデータ) | - | - | - |
AMC (モーションデータ) | - | - | - |
QuickTime (ムービー) | OUT | OUT | OUT |
AVI (ムービー)Windows版のみ | OUT | OUT | OUT |
※1 Adobe Illustrator形式のポストスクリプトファイルです。
※2 Windows版のみのサポートです。Web3Dを視野に入れている人は注意
無料で配布されているスクリプト、サードパーティ製プラグインは、ミドルクラス以上の製品に比べてないに等しいです。現在のところ、大幅な機能拡張は望めないと考えてよいと思います。
3Dソフトとして欲しい機能 | Basic | Standard | Professional |
---|---|---|---|
Plug-Inモジュール | - | ● | ● |
スクリプト(自動化) | ● | ● | ● |
Shade は昔から動物・人物系アニメーション制作が苦手です。とくにIK(インバースキネマティクスに関しては、Shade 8 でようやく、IKと呼べるシステムになっています。キャラクターアニメーション制作を前提にしている方にはお勧め出来ません。
3Dソフトとして欲しい機能 | Basic | Standard | Professional |
---|---|---|---|
スケルトン(Bone+スキニング) | ● | ● | ● |
IK(インバースキネマティクス) | ● | ● | ● |
パーティクル | - | ● | ● |
ダイナミクス(物理計算) | |||
ソフトボディ (布などの表現) | - | - | - |
リジッドボディ (硬質系) | - | - | - |
アニメーション制作で Shade Professional を選ぶのであれば、価格が大幅引き下げになった LightWave 3D をお勧めします。