この記事は2005年 末に書いたもので古くなっています。ページ左メニュー 【ハードウェア導入ガイド】 で新しく書き直しています。このカテゴリは近いうちに再編する予定です。以下のページを参照して下さい。
2005年11月末現在、Apple コンピュータで動作する 3Dグラフィックソフト と OS は以下の通りです。64bit OS 、CPU は2005年中旬に環境が整ったばかりのため、3Dグラフィックソフトもまだ対応していない製品も多くあります。
プラットフォーム → | Mac OS 9 | OS-X | OS-X Tiger | Linux-PPC |
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3Dソフト | 16 bit OS | 32 bit OS | 64 bit OS | 32 bit OS |
Blender 2.37 | - | ● | - | ● |
Shade 8 | - | ● | ●※1 | - |
CARRARA 4 | - | ● | - | - |
アニマス ver11 | - | ● | - | - |
STRATA 3D CX | - | ● | - | - |
Vue | - | ● | - | - |
LightWave 3D ver8 | - | ● | -※2 | - |
CINEMA4D R9.5 | - | ● | - | - |
ZBrush | - | - | - | - |
modo 103 | - | ● | - | - |
Maya 7 | - | ● | - | - |
XSI ver5 | - | - | - | - |
3dsMax | - | - | - | - |
※1 倍近いレンダリング速度と非公式に発表していたものの出鱈目でした。1割増
※2 Mac 版に関しては、ver8.5 での 64bit 版が見送りになりました。
今後、64bit 環境への最適化が進めば、3Dソフトをバージョンアップするだけで大幅なパフォーマンスアップが望めます。新規に3DCG制作を前提としたパソコンを購入するのであれば、OS-X Tiger がインストールされている 64bit CPU G5 のマッキントッシュを購入すれば、長く使えます。
この組み合わせで 2005年11月末現在、恩恵の受けられる3Dグラフィックソフトは、Shade 8 と言う事になります。
Quad 2.5GHz PC/AT 互換機で同じ構成、デュアルコアCPUを2機(合計4スレッドのレンダリング)搭載したPCを構築するよりも価格が安いのも特徴です。 Dual 2GHz / Dual 2.3GHz |
参照 => 次期バージョン modo 201 で搭載されるレンダリングエンジン
Quad でレンダリングされています。信じがたい事にラジオシティレンダリングです。
上記 Power Mac G5 は、いずれも、64bit CPU を搭載し、64bit OSである OS-X Tiger がインストールされています。上記表の64bit OS に対応した3Dグラフィックソフトであれば、最高のパフォーマンスを得る事が出来ます。
Maya / LightWave 3D であれば、Quadro FX 、Shade を始めとするエントリークラスの3Dグラフィックソフトであれば、GeForce チップを搭載したビデオカードが最良の選択肢です。
Macintosh には、PC / AT 互換機のようにビデオカードの選択肢は殆ど有りません。Mac版で販売されている 3Dグラフィックソフトはこれらの検証が取れている為、Windows ほどハードウェア絡みのトラブルに遭遇する可能性は低いと言えます。裏を返せば、ハードウェアの選択肢が少なく価格を抑えられない、と言う事です。
3Dグラフィックス制作においては、Mac OS / Windows に限らず、OSに使用されるメモリが増えており、現状では512MBでは足りません。ある程度シーンを作り込むには、最低でも 1GBは必要 と考えた方がベターです。
OS-X Tiger は表向き 64bit OS という事になっていますが、多くは互換性を重視した 32bit コードとなっており、CPU は G3 / G4 / G5 で動作させる事が可能です。64bit CPU である G5 を搭載したMacintosh であれば、パフォーマンス面での恩恵を得る事が出来ますが完全ではありません。
G5 を搭載した Macintosh を既にお持ちであれば、OS-X Tiger を導入するメリットは非常に大きいです。現在の所 x64 に対応している Shade 8 で最高のパフォーマンスを引き出す事が出来ます。 |