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この記事は2005年 末に書いたもので古くなっています。ページ左メニュー 【ハードウェア導入ガイド】 で新しく書き直しています。このカテゴリは近いうちに再編する予定です。以下のページを参照して下さい。

CINEBENCH 2003

CINEBENCH 2003 は、CPU のレンダリングパフォーマンス、及び OpenGL 、シェーディングの描画性能を測定するベンチマークソフトです。

この CINEBENCH 2003 は、レンダリング速度、マルチプロセッサに高度に最適化されたレンダリングエンジンを持つ3Dグラフィックソフト CINEMA4D (恐らくR8)がベースとなっています。

入手先 => Benchmark-Download Page

測定方法

ダウンロードしたら解凍します。ZIP形式で圧縮されていますので、Windows XPであれば普通に解凍できると思います。

CINEBENCH 2003

CPU Benchmark
1CPU のレンダリングと 複数のCPUを使用したマルチプロセッサレンダリングの速度を検証することが出来ます。

画面上にリアルタイムにレンダリング結果が表示されますので、お使いのパソコンでどの程度のレンダリングパフォーマンスが得られるか大体の目安になります。

ちなみに左の結果では、2CPU 環境では、1.8 倍、レンダリング速度が向上した事を示しています。デュアルコアCPUでは、もう少し差が出る結果となります。

レンダリングされる画像

※レンダリされた画像(レイトレース)

関連 => デュアルコアCPU 考察・比較

Graphics Benchmark
3DCG制作においてインターフェイスとなるシェーディングの能力を測定します。リアルタイムで描画されますので、お使いのビデオカードの3Dアクセラレーターの性能と適正がわかります。

ビデオカードの3Dアクセラレーターにより OpenGL の描画性能が 4.94 倍向上した事を示しています。 OpenGL SW-L は Light (光源)を3Dアクセラレーターの変わりにCPUで処理します。CPUの処理能力が高ければスコアは伸びますが、CPUに高い負荷がかかります。

  • C4D Shading
    • ジオメトリ(頂点)処理、シェーディング全てをCPUで処理します。つまり、3Dアクセラレーターのない状態です。3Dグラフィックソフトには、高速な3Dアクセラレータチップを搭載するビデオカードが不可欠であることがわかります。
  • OpenGL SW-L (ソフトウェア ライティング)
    • OpenGL ジオメトリ(頂点)処理はGPU(ビデオカード)側で行いますが、シェーディング(ライティング)はCPUで処理します。
    • 昔の3Dアクセラレーターを搭載したビデオカードは全てシェーディング/ジオメトリはCPU側で処理していました。(Permedia など) このような処理をハード側で行うジオメトリエンジンを搭載するビデオカードは数十万もするハイエンド3Dグラフィックソフトで使用されるOpenGL専用のビデオカードに限られていましたが、nVIDIA GeForce の登場により、現在は一般(ゲーム向け)のビデオカードでもハードウェア側で処理できるようになっています。 (いくつのライトを処理できるかは製品により差があります。)
  • OpenGL HW-L (ハードウェア ライティング)
    • OpenGL ジオメトリ(頂点)処理、シェーディング全てをビデオカード側で行います。この数値が高いほど性能が高いビデオカードである事を示します。

ビデオカードの適正

C4D Shading / OpenGL SW-L / OpenGL HW-L の数値でお使いのビデオカードのタイプがわかります。何れも、上記レンダリング(CPU)のパフォーマンスが十分と思えるなら、ビデオカードを買い換えるだけで、3DCG制作に適したパソコンになります。

C4D Shading = OpenGL SW-L = OpenGL HW-L

お使いのビデオカードは、3Dアクセラレーターを搭載していません。3DCG 制作を行うためにはビデオカードが必要ですが、PCI バスしか持たない古いパソコンであれば、パソコンの買い替えをおすすめします。

一応、PCI スロット用の3Dアクセラレータービデオカードは販売されています。

iconNVIDIA Quadro4 100NVS => 3Dグラフィックソフト向け (PCI スロット)
iconGeForce FX 5200 => ゲーム、エントリークラス3Dソフト (PCI スロット)
iconRADEON9200SE => ゲーム、エントリークラス3Dソフト (PCI スロット)

C4D Shading < OpenGL SW-L = OpenGL HW-L

この場合、ジオメトリエンジンを搭載しないタイプのかなり古い3Dアクセラレーターを持つビデオカード、または、Intel 統合チップセットなどオンボードに搭載されているしょぼいタイプの3Dアクセラレータであると考えられます。3DCG 制作には適しません。 AGP スロットPCI-Express スロットのあるパソコンであれば、ビデオカードを拡張することで3DCG制作に適したパソコンになります。

C4D Shading < OpenGL HW-L < OpenGL SW-L

OpenGL SW-L の値が最も高い場合は、ビデオカードはGPUによるシェーディングをサポートしていますが、CPUの性能に負けています。つまり、ビデオカードが足を引っ張っており、アクセラレーターの意味がありません。

CPU が頑張っているのだから、それでもいいじゃん

と思われるかも知れませんが、アニメーションプレビューではなくモデリングなどリアルタイムにシェーディング表示で作業を行う場合、モデリングとリアルタイムシェーディングでCPU の奪い合いとなり、モデリング作業が困難になる可能性が高いです。

初期の GeForce などジオメトリエンジンを搭載する古いビデオカードを最新のパソコンで使用しているといった事が考えられます。この場合もビデオカードの交換が必要です。

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