前のページの続きです。
穴を開けた部分の側面部を作成します。先ず、穴部分のポイントを選択します。このようにポイント数が多いとマウスで選択するのは面倒です。
Select Outline (アウトライン選択)を使用するとオープンエッジの頂点を一括して選択する事が出来ます。この例だと一度ポリゴン選択してから実行すると楽です。穴以外の選択されたポイントの選択を解除します。
選択したポイントから、Make Poly (ポリゴン作成) で多角ポリゴンを生成します。v9 からサポートされた Edge 選択では Extrude 出来ないのでポリゴンに対して Extrude をかけます。
確か Lightwave 7.x までは選択したポイントからポリゴンを作成する場合、順番に選択する必要がありましたが、ver 8 以降はポイントを選択する順番を意識する必要はなくなっています。
生成した多角ポリゴンを Extrude (押し出し) で適当な方向へ押し出します。 欲しいのは、側面だけなのでキャップ二つを削除しておきます。
押し出された面の法線方向が間違っていれば直しておきます。
このようなモチーフはプロダクトに多い訳ですが、実際には抜き勾配、テーパー角度も考えてデザインする必要があります。実際の製品化を想定したモデリングは、専用の NURBS モデラーの仕事です。3DCG系のソフトウェアの厳密な数値入力によるモデリングは皆無と考えて指しさえありません。
次に Sドリルで使用した円柱を表示し、内側から見て Snap Drag Tool (スナップドラッグ)で位置合わせをします。これで押し出し方向が一致します。(右図)
Lightwave のモデラーは、ヒストリ機能を持ち合わせていません。作ったらそれまでなので、スピードブーリアンを使用するよりも BG レイヤにおいて元の形状(ここでは円柱ですが)を残すようにします。このスナップによる押し出し方向の辻褄あわせも、XYZ 以外の方向へ押し出す場合に有効な手立てになります。
次のページへ続きます。