サポートの切れたXP搭載パソコンのOSを入れ替えるにあたって、なるべく今の作業環境を損なわない形で移行することを第一に考えた場合、ソフトウェア、ハードウェアの二つの側面から適合しているか、条件を一つずつクリアにしていく必要があります。
XPのOS入れかえを考えた場合、ハードウェアの互換性の観点で言えば、Windows 8よりもWindows 7の方がドライバの提供状況など問題が少ないことも考えられますが、Windows 7の販売終了時期が迫っていますので、
現在のXPパソコンの継続利用を諦めて新たにパソコンを購入するにしても、いずれは子供のお下がりにするなど、そのサポートの切れたXPパソコンの処遇に対しては早めの判断が必要です。
いずれにせよ、サポートの切れたXPを使い続けることは前述したとおり、大変危険であり、自分だけでなく、周囲に迷惑を掛ける事になりかねないので、今のPCとアプリケーションをそのまま使うのであれば、Windows 7、Windows 8 に OS を入れ替える必要があります。
.2014年4月現在、販売が続いている主なWindows OS は以下のとおりです。Windows 7 は2020年までのサポート、Windows 8.1は更にその先になります。
また、マイクロソフトがWin7 インストール済みパソコンを販売するメーカーへの供給は2004年10月で終了となっており、OS単体で購入できるDSP版 Windows 7 も近いうちに販売が終了するものと思われます。
2014年6月現在の販売状況については表内のリンクをクリックして下さい
エディション | DSP版 | パッケージ版 | |
---|---|---|---|
Windows 8.1 | 32bit | 64bit | 32bit / 64bit |
Windows 8.1 Pro | 32bit | 64bit | 32bit / 64bit |
Windows 7 Home Premium | 32bit | 64bit | 32bit / 64bit |
Windows 7 Ultimate | 32bit | 64bit | 32bit / 64bit |
Windows 7 Pro | 32bit | 64bit | 32bit / 64bit |
DSP版とは自作ユーザー向けに指定されたPCパーツとセットでの販売、そのパーツとセットで使用しなければならないと定められており、MSのサポート権が付属しない販売形態です。
その分、パッケージ版より価格が低く設定されていますが、機能面での違いはありません。Windows 8のDSP版ではセット販売、セット使用の縛りがなくなり、単品で購入できるようになっています。
同様に2013年10月以降、Windows 7 のDSP版もセット販売の縛りがなくなり、単品で購入できるようになっています。パッケージ版とDSP版の違いは、実質、MSのサポートあり、なしと、梱包の見た目の差となっています。
8.1 Pro版とただの 8.1のエディションによる機能の違いは ”Windows 8.1 エディション別機能比較” で確認できます。
家庭向け XP HomeEdition に該当するのが Windows 8.1で、業務向けの XP Professional に該当するエディションが Windows 8.1 Pro という認識でよいと思います。
購入に際して一般の方がエディションで注意すべき点は、MSのサイトで提供される機能に目を通す以外、特にありませんが、モバイル用途においてセキュリティに関係の深い BitLocker というドライブを暗号化する機能があります。、
この機能は従来の Windows 7 Professional には含まれなかった機能ですが、Windows 8.1 Proに含まれている点は個人的にポイントが高いです。
Windows 8 の省電力機能はモバイル用途のノートパソコン適しており、また、仕事ではなく、そのようなノートパソコンを外出先で頻繁に使う方は、盗難や紛失時の情報漏えい対策として暗号化対策が行える Pro エディションを選択した方が賢い選択肢になります。
その他、エディション毎で提供される昨日の違いは、マイクロソフトのサイトで確認して下さい。引き続き、OSの入れ替えを検討しているお使いのパソコンが 新たに差し替えるOSに対応しているか確認する方法について説明します。