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内部デバイス:グラフィックス デバイスに関する注意点

内部デバイスの一例としてグラフィックデバイスについて説明します。実はサポートの切れた Windows XP から Windows 7、あるいはWindows 8 へOSを入れ替える上で、初心者には理解が難しく、最も鬼門となるのが、このグラフィックデバイスに関するドライバの対応状況です。

先ず、グラフィックス デバイスとはなんぞや、ですが、ディスプレイに出力するための基本的なデバイスで、出力先のディスプレイのことではありません。パソコン本体側にあるデバイスです。

「ノート型」と「デスクトップ型」で異なる対応

ノート型パソコンとデスクトップ型のパソコンでは、物理的な形状の違いから、OSのアップグレード時に対応できる幅に違いがあります。

ノートパソコンはディスプレイと一体型となっており、拡張性もないため、グラフィックスデバイス(ビデオカード)を新たに追加することは出来ませんが、拡張スロットを持つデスクトップパソコンの場合は、新たにグラフィックスデバイス(ビデオカード)を追加することが可能です。

このことはサポートの切れた Windows XP に対するOSの入れ替えにより、グラフィックス デバイスで、何らかの許容できない問題が生じた場合、ノートパソコンの場合は買い換えを迫られる事を意味します。

また、XP が搭載されたパソコンで、古いPC の場合、Windows 7 や Windows 8 が求めるグラフィックスデバイスの用件が結構鬼門になりますので、特に注意が必要なデバイスともいえます。この点は次のページで説明します。

補足:お使いのXP搭載PCでWindows 7 / 8 が動作するか、自動でチェックするツールがマイクロソフトから提供されています。こちらで紹介しています。

ディスプレイに正しく画面が表示されるまでの流れ

何事においてもそうですが、仕組みを先に理解しておくと物事を理解し易いので、本題に入る前に、先ず、パソコンの画面がディスプレイに正しく表示されるまでのプロセスについて触れておきます。

最初にOSをインストールする前の段階でディスプレイに映し出されなければ、何も作業は出来ないので、最初はBIOSレベルで低解像度でディスプレイに出力されます。電源投入直後に表示される画面です。

OSインストール時には、最低限の解像度で表示する汎用ドライバを利用して、ディスプレイに表示されます。

このOSインストール作業、インストール直後のグラフィックス デバイスが汎用ドライバで認識している状態は、本来、そのグラフィックス デバイス(GPU)が持っている性能が出せない状態にあります。

ディスプレイが持つ本来の解像度で表示されていなかったり、ハードウェアレベルでのアクセラレーション等も動作しないため、操作に支障が生じるほど、動作が重くなる場合もあります。

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次にOSインストール完了後のWindows アップデート作業によって、使用されてるハードウェアに適したドライバが自動的にインストールされる場合と、そうでない場合があります。

つまり、マイクロソフト側から適切なドライバが提供されるケースと、そうでないケースがあるという事です。

Windows アップデートの作業で、そのハードウェア固有の適切なドライバがインストールされた場合、そのハードウェアが持つ機能、例えば、適切な解像度設定、アクセラレーションなどの機能が働くようになり、適切な解像度で表示できるようになります。

ただし、デバイスをコントロールするための制御プログラム等はマイクロソフトからは提供されません。

特に問題がなければ、この Windows アップデートでインストールされるドライバのままでも構いませんが、デバイスを制御するためのアプリケーションは、そのグラフィックス・デバイスを製造しているハードウェアメーカーから入手して別途インストールする必要があります。

上の図の例は、グラフィックスドライバが認識されている例です。これがグラフィックスデバイスが汎用ドライバで認識している場合は、Basic Driverと表示されています。これらの具体例は、第3章で実際にXPパソコンから Windows 8.1へ移行する実例で紹介する予定です。

引き続き、Windows 7 や Windows 8用のグラフィックスドライバが提供されない場合に、パソコンを買い換えないで済む対策について説明します。


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