ドキュメント作成にあたって、TOYOTA の CELICA を選びました。単にかっこいいから、とか作り易そうだからという安易な理由ではなく、この車を選んだのには理由があります。
車といっても様々です。クラシックカーや SUPER 7 のような車体を構成するパーツがハッキリと分かれた車はモデリングが容易なため、NURBS モデラーのメリットを強調し難いからです。
逆にフラッシュサーフェイスデザイン(複数のパーツが一連の三次曲面で構成されるデザイン)のモデリングは、非常に気を使います。トリムやフィレットなどの高度な編集機能を有するNURBSモデラーが最も真価を発揮できるデザインだと思います。
このような既存のデザインのモデリングを行うには、三面図、モノによっては4面図が必要になります。今回は横着して インターネットで見つけた小さな4面図と写真だけを見本に適当にモデリングしています。
最低でもカタログ、資料請求など資料集めはちゃんとした方が良いでしょう。本格的に制作するのであれば、プラモデル(模型)があると悩む事もなく作業効率も上がります。
モデリングの下絵となる4面図は、TOYOTAのホームページから拝借させて頂きました。
参考 => toyota.jp セリカ
正面、側面、背面、上面 それぞれの下絵を配置します。3Dソフトによって下絵の設定方法は様々です。ビューポートに対して設定を行えるソフトもあれば、MAYAの用にビューポートに対して下絵を設定できないソフトもあります。
この場合、以下の用に一枚のポリゴン板にテクスチャマッピングします。それぞれの平面をレイヤでロックするなどして創意工夫する必要があります。
このカーブにスナップする事でサーフェイス(面)を作成していきますので、時間をかけてしっかり描きます。この工程は、サブディビジョン系ポリゴンモデラ-であっても考え方は共通します。NURBSモデラーに限った事ではありません。