ここでは、単純な回転体とフィレットを活用した複雑な形状のモデリング手法について解説します。サブディビジョン系ポリゴンモデラ-では大変な作業も、このような編集機能を備えるNURBSモデラーであれば、意図も簡単に作成する事が出来ます。またデザインの変更も容易です。ホイールデザインを例に解説します。
Web上で適当に見繕った資料ではホイールの形状までは分からなかったので適当にデザインしています。 NURBS モデラーの優位性を知るには丁度良いモチーフだと思います。 といっても、これまで解説してきた方法で全て行えます。 左は回転体です。 |
閉じたカーブを描き、連続複製しています。このカーブを Edit NURBS>Project Curve On Surface で投影しています。 |
投影された6つの閉じたカーブのうち、どれか一つを押し出します。 押し出したサーフェイスとホイール(回転体)を選択し Edit NURBS>Surface Filet>Circular Filet で穴空けと同時に面取りを行います。 手順は、STEP-11 で解説した内容と全く同じなのでそちらを参照 |
上記ステップで得られたフィレットと押し出し部を、投影カーブと同様に5つ連続複製します。 残りの5つの投影されたカーブもトリムツールで穴をあければ完成です。 History を上手く活用する事で形状を確認しながらモデリングを行う事が出来ます。デザイン検討用に優れるのはこれらの理由からです。 サブディビジョン系ポリゴンモデラ-では出来ない芸当です。 |
ドアノブも同じ要領で作れます。 |